〜俳優を辞めるか、悩んだ頃〜
脱げないじゃない、着ぐるみだったらいいけど・・・。
それを無くすためには辞めるしかないかなあ、と・・・。
それで辞めようと思ったときに黒澤監督のオーディション(「八月の狂詩曲」1991年)の誘いがあって、そこからモノ創りの面白さを知った。
出番が終わっても、1ヶ月の長崎ロケに「一緒に来なさい」と言われて、照明部の手伝いしたり、楽しかった。
吉岡秀隆(俳優)
〜黒澤明監督の「八月の狂詩曲」撮影現場で〜
あれが世界の黒澤か。俺の背中とどう違うんだよ。
杉田成道(演出家)
〜やる気なかった新人時代、演技が出来なくて〜
社長に「初めてだから仕方ないよ」と言われて、負けず嫌いなのでムカついた。
納得いかない、こんなものじゃないという思いで、がむしゃらになって・・・。
台本を読む、いろいろな映画を観る、気づいたら好きになっていた。
死に物狂いで何かをやってみて、その作品が放送したりしたものを見返してみたときに、前よりは何か改善されてるとか、一瞬でもいいからいい顔が見えたとか、それだけでやっぱりやれば何か結果が出るのかもしれないと思って・・・。
妻夫木聡(俳優)

小さいおうち [松たか子]
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