〜日活映画時代、作品の中で〜
社長厳命で、小林旭には絶対恋人を作るな、あいつに恋をさせちゃいけない。
石原裕次郎には恋をさせろ・・・そう言われていましたね。
小林旭(俳優・歌手)
〜日活映画時代〜
今観てみてもちゃんとやってるじゃない。
一生懸命やって、皆さんに観ていただくのに本当にきちんとやって、眠ってないのに遊んでばかりでいるのに、その中でよくこれだけちゃんと撮ってたなと思うくらい・・・。
〜黄金コンビ・小林旭さんとの恋の真相〜
画面に出ますよ、本当に出るの。
だって嫌いな人とずっと長いことやるの、凄くつまらないでしょ。
やっぱり、好きな人のほうが明日又逢えるわと思うと、凄く楽しいでしょ。
だから長続きしたんですよ。
浅丘ルリ子(女優)
〜なかなかヒット曲が書けない相手がいる〜
美空ひばりさんや朝丘雪路さん、この人たちは先に劇場などで観て憧れているから、血肉になっちゃっているから、ある程度素材として見下ろすほどの客観性を持てない。
もう位負けしちゃっている。不思議と良い歌が書けない。
なかにし礼(作家・作詞家)
4日の「ボクらの時代」(フジテレビ)は、“銀幕スターの品格”前編と題して、昭和30年代の映画全盛期を知っている3人の鼎談でした。
小林旭さんと浅丘ルリ子さん、当時誰もが知っている名コンビで、恋の噂もありました。
当時は周囲の目がかなり厳しくて、映画の中でさえ恋が出来なかったんですね。
当時の想い、そして今の想いも率直に語っていて、時代が変わったことを感じさせました。
浅丘さんが紅茶をシャーベットにして、翌日に差し入れをしてくれた想い出を語る小林さん、「いろいろな人と逢ったけれども、この人(浅丘さん)のような人はいない」としみじみと・・・
「綺麗だよ、服じゃなくね」と言われて、嬉しそうな浅丘さん・・・
大人なのに、とても素直な二人がいました。
3人に共通しているのが石原裕次郎さん・・・
勝新太郎さんや萬屋錦之介さん、そして小林さんも巻き込まれての豪快な遊びの話に、ひとつの時代があったことを懐かしく思わせられました。
なかにし礼さん曰く、裕次郎さんの女性の口説き方にはロマンがあり、小林さんにはロマンが無いと・・・
小林さん、大笑いしています。
意外で嬉しかったのは、小林さんと石原さんとの交遊が当時世間が見ていたよりもずっと濃密であったことです。
まったく違うタイプのスターで、ライバル視さえされていた時期があったような気がしていましたから・・・。
大変な撮影スケジュールの中で、若い俳優さんたちが、時には羽目を外したりしながら、楽しく映画作りをしていた、そんな光景が浮かんできました。
ちょっとですが、芦川いづみさんや赤木圭一郎さんの名前が出て、嬉しかったですね。
なかにしさんは、たまたま新婚旅行先の伊豆で撮影をしていた裕次郎さんと出会い、作詞家になる道を勧められて、現在があるようです。
裕次郎さんのために30曲以上も作詞をしたのにヒットせず、最後の「わが人生に悔いなし」で間に合った、としみじみと想い出を語っています。
番組の詳しい内容は、こちらでどうぞ。
疲れたら休め・・・〜「ボクらの時代」小林旭&浅丘ルリ子&なかにし礼さん
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