
人の時間を奪うのは罪悪です。
高峰秀子(元女優・執筆家)
今朝方の「ラジオ深夜便」〔明日へのことば〕は、 ”かあちゃんは、高峰秀子” と題して作家・斎藤明美さんの出演でした。
高峰秀子さんが女優を引退したのが55歳、印象としては生涯女優という感じでしたからちょっと意外な気がしたものです。
すでに執筆を始めていて、そちらにシフトした感じではありましたが・・・。
引退して30年も経っている感じがしないのは、著書を目にする機会があるからかもしれません。
高峰秀子
高峰秀子自薦十三作/高峰秀子が語る自作解説
あまり女優という仕事を好きではなかったようですね。
穴の底にじっとしているのが夢だった?というようなことを斎藤さんが語っていますが、現在夫の松山善三さん(元脚本家)と小鳥のさえずりを聴きながらの生活が幸せなようです。
高峰さんは現在86歳、20年来の付き合いがあり、同居している斎藤さんから熱をこめて彼女の魅力が語られています。
高峰さんは、短くて上手い惹句などを使うようです。
決して心に無いことを言ったりしない、単刀直入にモノを言う高峰さんは、怖い人と言われることがあるけれども、向き合うと全てを見透かされる気がしてしまうから、と斎藤さんは語っています。
司馬遼太郎さんや大宅壮一さんなど文化人などの付き合いも多かった高峰さんですが、決して電話をかけたり、食事に誘ったりしなかったそうです。
なぜかと斎藤さんが訪ねたときの返事が上の言葉です。
その信念、凛とした姿勢が高峰さんらしく思われました。
番組の内容は、こちらでどうぞ。
疲れたら休め・・・〜高峰秀子さんのこと 「ラジオ深夜便」

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