20日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ)の出演者、竹野内豊さん、中嶋朋子さん、原田美枝子さんのコメントを採録してみました。
〜最も熱中したこと〜
モデルとして、どっかで変に自信があったんでしょうね。
初めて演技の世界に飛び込んだ時に、自分ではない人間を演じなきゃいけないじゃないですか。
そこで、NGを出してしまったり、目の前に大御所の俳優さんたちがいると、もうカチカチになっちゃって・・・
で、みんなに笑われて、そこで恥ずかしい思いをし、恥をさらして・・・
そこからですよね、何かこう火が点いたっていうか、これは真剣にやらないと、と思いましたね。
〜演じることは旅すること〜
(映画「太平洋の奇跡」で)いい経験を本当に出来たなという気持ちはあるんですよ。
面白かったっていう、何というのかな、例えば旅行に行ったりして、旅行ってなかなか見ている景色とか冷静に見れないというか、言葉に出来ない気持ち?・・・
で、帰国後に時間が経つにつれて、どんどんその旅先で感じたことを言葉に出せるようにというか、3年とか、もっと5年後にその位にふと思い出した時に、ああ楽しかったなあ、と・・・。
竹野内豊(俳優)
〜子供について〜
なんか、自分が親になっていいのかなと思いませんでしたか?
親になるってなると、凄くえらくないとなれない気がして、凄くドキドキしたんですけど・・・。
向こう(息子)が全身全霊で愛してくるじゃないですか。
それが凄いパワーで、こう無償の愛を逆に子供の方が先に出してくる。
親なんて、後から親になってくる、私がそうだったから・・・
親というものにどんどんならせてもらってくる。
中嶋朋子(女優)
〜子供について〜
最初、子供が生まれた時に、何か子供が光っているように見えた。
凄いと思って、こんな可愛い子はいないって思うのね。
それって、魔法だと思うのね。
私を可愛がって、という光線を赤ちゃんが発する気がするの。
で、それがあるから育てられるのかな、と思うの。
後になって、その頃の写真を見ると、お猿さんみたいだったりして・・・
どこがそんなに輝いて見えたんだろう、と思うけど・・・。
〜現在の生活に悩む竹野内さんに〜
必ずしも、結婚したり子供を持ったりすることがベストじゃないかもしれない。
ただ、誰かの、自分じゃない誰かのことをわかってあげる、察してあげるというか、それは他人だろうと家族だろうと関係無いと思うんだけど・・・
それが出来ればいいんだと思うんですよ、わかればいいんじゃないかな。
困っている人がいたら、すぐ手が出せるとか・・・困ってるのかなと考えているともう遅かったりするじゃないですか。
まあ、仕事で言ったら、その役がわかるとか、仕事を一緒にする仲間の、相手の気持ちがわかるとか、そういうことがわかればいいんじゃないですか。
ただ、それに一番手っ取り早いというか、無理やり勉強させられちゃったりするのが、家族なんだと思うんですよ。
(独り身が)駄目とか、考えなくてもいいんじゃないですか。
原田美枝子(女優)
竹野内さん、映画「太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−」のPRとは言え、このところテレビ出演が多いですね。
物静かな風情に惹かれて、つい観てしまっています。
今回は、3人ともに静かなイメージがあるので、どうなることかと思ったのですが・・・。
大役を終えてホッとしたのか、ちょっと悩みをこぼした竹野内さんを、子育てで自信を深めた女性二人が励ます構図でした。
特に原田さんが、松田優作さんのエピソードを含めてのコメントが、大人の女性、大人の女優を感じさせて良かったですね。
よろしかったら、詳しい内容をこちらでどうぞ。
⇒ 疲れたら休め・・・〜「ボクらの時代」中嶋朋子&竹野内豊&原田美枝子さん
太平洋の奇跡〜フォックスと呼ばれた男〜 オリジナル・サウンドトラック