僕はあまり是非論とか論争とか、そうしたことから生まれるものをあまり信じてなくて・・・
むしろ、知恵というか誰かが発想して、これって面白くない?これって凄いよねって、目からうろこが落ちるような発想を誰かが思いつくことで、ちょっとずつ変わっていくような気がするんですよね。
岩井俊二(映画監督)
先日放送されたNHKEテレ「ハートネットTV」“花は咲く〜映画監督・岩井俊二が語る3.11”に出演した岩井俊二監督の言葉です。
岩井監督は、東日本大震災の被災地仙台の出身です。
番組では、復興支援ソング「花は咲く」の作詞を依頼されたときの思い、悩み、そして出来上がった経緯など・・・
更に、関連映画の製作、映画でも取り上げた原発のこと、この間に得たもの、そして未来への思いを静かに語っています。
個人的には、一番共感を持って聞こえたのは上の言葉でした。
どうも論争とかが好きではないですから、テレビなども討論番組や国会中継などを観ることはほとんどありません。
考え方がネガティブなので、どうしても論争の中から生まれてくるものに期待しないんですね。
論争に勝ち負けがあったり、結論が出たりしても、そこに生まれたものに感動した覚えが無いのは、こちらがその場を避けてきているせいかもしれませんが・・・。
このところの領土問題のニュースも避けていますしね。
ちょっと後ろめたさを感じたときに聞いた監督の言葉に救われた思いがしています。
よろしかったら、こちらもどうぞ。
番犬は庭を守る [岩井俊二]
イニシャル -岩井俊二初期作品集ー
岩井俊二 を検索