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2009.11.16

渡辺謙さん、アフリカと矜持を語る

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〜アフリカでハンティング・シーンのロケ〜

そこから先は自己責任です。
なんて言うのかなあ、酸素ボンベもマスクもつけずに深海の中に一人でポーンと放り出されたような・・・
でも、それがいかにも清々しくて爽やかで、いい緊張感があって、僕はもう生きてるな、今生きてるなっていう感じがすごくしたんですね。

〜アフリカ最大のスラム街・キレラで〜

水も下水道も無い、食料も無い、それでも生きている人たちがいっぱいいて、子供たちもいっぱいいるんだけど、その中で仕事をしている時に、みんなからね、「お前は生きているか」と突きつけられたような気がしたんですよ。
それは、ある種、自分の背筋をシャンとさせる力があったんですけど・・・。

〜「矜持」というセリフについて〜

この言葉が、果たして今の世の中、特に若い人にすっと耳に受け止めてもらって腑に落ちてもらえるか、すごくいつも不安になるんですね。
誇りとかプライドとかに変えたほうがいいのかなと、もめたことがあるんです。
じゃこの作品に入りましょうという去年の秋くらいから、どんどん経済状態が急変し、社会情勢も変わり失業者が増え、っていうふうになった時に、ああ、これはもう誇りとかプライドというものじゃなくて、「矜持」というのは骨の骨の奥の髄の方にあって、もう全部削っていっても最後に残るものが「矜持」なのかな、という気がしたんですね。
これこそが、今の時代だったり、この作品に大切な言葉なんじゃないか、これはこのままでいきましょう、と・・・。

                                                                                  渡辺謙(俳優)

 

  渡辺謙主演映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック

 

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2009.08.17

引き継がれてきた髪留め 「夕凪の街 桜の国」

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何かを見て綺麗だなって思ったり、楽しいなあと思うたんびに、どこからか声が聞こえてくるような気がするんよ。

だって、うちは誰かに死ねばいい、って思われた。

それなのにこうして生き延びとる。

そうじゃろ。

                                                                             映画「夕凪の街 桜の国」より

 

 

夕凪の街 桜の国」(2007年)は、その綺麗なタイトルに魅かれて、内容もわからないままにずっと気になっていた作品でした。

たまたまテレビで放映されたのが15日の終戦記念日(正確には真夜中で16日)。

舞台は、昭和33年当時の広島、そして現代の東京。

前半のヒロインが麻生久美子さん、後半その姪の役が田中麗奈さん。

 

上は、原爆が投下された時には自分は助かったものの、妹を亡くした皆実(麻生)の言葉です。

自分に想いを寄せてくれている職場の同僚(吉沢悠)に対して・・・。

この後に、一番怖いことは「死ねばいいって思われるような人間に自分が本当になっとる。それに自分が気がついてしまうことなんよ。じゃけん、自分は幸せになったらいけんような気がする」と続けます。 

  夕凪の街 桜の国

 

  ハーフェズ ペルシャの詩

 

麻生久美子を検索

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2009.06.30

観察映画を撮る 「精神」想田和弘監督

観察映画とは、僕が対象を観察するという意味と、お客さんが映画で起こることをなるべく素の状態で観察する、二重の意味があるんですよ。

やっぱり、生きるってのは良いことも悪いことも引き受けながら、人と関わっていくことだと思うんですよ。
この映画を撮るのもその延長上、間違うこともあるかもしれないけどなるべく誠意を持って、僕にとっても被写体の人にとっても観る人にとっても良かれと思いつつやることが大事なんじゃないかな、と・・・間違ったらゴメンナサイ、と・・・。

                                                                  想田和弘(ドキュメンタリー映画監督)

 

 

想田和弘さん(38歳)、現在ニューヨーク在住のドキュメンタリー映画監督。

精神」(2008年)で、釜山国際映画祭・ドバイ国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞。

 

21日のNHK「おはよう日本」で、名前も作品も初めて知った監督です。

観察映画」という言葉に惹かれて・・・。

映画「精神」は監督一人で、小型カメラで1ヶ月で撮りあげた作品です。

作品には、ナレーションや説明のための文字情報、感情を表現する音楽が用いられていません。

その方法で注目されているようです。

 

一切の邪魔が無い状態で、観客が自分の解釈をする、どういうふうに感じるかは一人一人に任せたい、180度違う反応を出してもそれはそれでいい。

そこから議論していく、話をしていく。

今まで語れなかった、語られもしなかったこの題材(精神科に通う人々)について、積極的に議論の場とかきっかけとかに、映画がなっていれば良い、と語ります。

           選挙   <<  監督・撮影・編集:想田和弘

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2009.06.18

映画に夢を追い続けて 「劒岳 点の記」木村大作監督

 

ズルした映画は映画じゃない

                                                                         木村大作(映画監督・カメラマン)

 

 

今週末公開の映画「劒岳 点の記」のキャンペーンで、木村大作さんのテレビ出演が目立っています。

カメラマンとして50年、第一線で活躍をし続けてきて、69歳にして初めての監督作品です。

 

今朝の「めざましテレビ」(フジテレビ)のインタビューでのコメントです。

べたんめえ口調の元気さに、朝から笑わせてもらいました。

映像でも紹介されていましたが、劒岳でのほとんど修行のような過酷な撮影が終わって、安堵感でか、それとももともとの気質か(どうも後者のほう)、言いたい放題という感じでした。

「やりたいようにやったから、あとは何を言われてもかまわない」と開き直った(失礼!)そばから、「一生懸命撮りましたから、観てください」と態度を一変して殊勝に語り・・・

そう思ったら、直後に「・・・なんて、言えない」と元のように開き直ったり、と・・・。

とにかく元気でした。

司会の大塚範一さんが、そんな監督の映像を観て嬉しそうでした。

あの年代の、仕事をし続けてきた人のわがままって、観ていて素敵だなと思ったのは私だけではないのかもしれません。

  劒岳〈点の記〉新版  <<新田次郎

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2009.06.11

誰かになること 映画「ハゲタカ」


誰かになれ!

賢い者は運命には逆らわない

                                                                                     映画「ハゲタカ」より

 

 

悪天候の中、公開初日に「ハゲタカ」を観に行って来ました。

時間が経っても、観た感想を取り上げている掲示板やブログのハシゴが止められません。

みなさんの鑑賞力は凄いですね。

ひとつひとつのシーンを確認させられ、新しい発見をさせられています。

 

これから観る人のためにも、出来るだけネタバレはしないように注意したいと思いますが・・・。

正直、買収戦争の部分は、経済が苦手な自分にはよくわかりませんでした。

ドラマの時もそうでしたが(今も勉強不足のまま・・・)、わかれば、とてもスリリングな展開で面白かったと思います。

ドラマの方で人間関係が安定したために、買収戦争とライバルの赤いハゲタカの人生に重心が移っていたような感じでした。

 

さすがに、ドラマからのレギュラー陣は安定していて、安心して観ていられましたね。

映画で参加した、赤いハゲタカ・劉一華を演じる玉山鉄二さん、アカマ自動車社長の遠藤憲一さん、そして派遣工・守山の高良健吾さん、とても素晴らしいと思いました。

観る前には、あの熱い演技をするドラマの出演者と違和感無くいられるのかと、ちょっと不安でしたが・・・。

   フリージア

   映画ハゲタカ オリジナル・サウンドトラック

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